こんにちは、sunny childです。
中古の住宅に住んでいると、一見綺麗に見える壁も経年により少し黄ばんでいたり汚れが付いていたりするものです。
特に白い壁紙は、経年によって気づかないうちに劣化しているもの。
そのままにしていても支障はないので、ついつい見過ごしがちですが、思い切って壁紙の上からペイントするとスッキリ気持ちよくなるんです。
今回はそんな、壁紙のペンキ塗りDIYの手順についてお話します。
壁とペンキの相性を調べよう
壁紙にペイントすることを決めたら、まずは壁紙とペンキの相性を調べましょう。
素材によってはペンキが乗らない場合があります。
材質に問題なければ、多少の凹凸があっても大丈夫です!
日本で使われている壁紙のほとんどは『ビニール壁紙』と呼ばれる素材。
ビニール壁紙であればペンキを上から塗ることができます。
この時に注意したいのが、普通の水性塗料ではなく
『ビニール壁紙対応の水性塗料』
を選ぶこと。
- 布製
- 紙製
以上の壁紙はペンキを塗り重ねることができないので、壁紙を剥がす必要があります。
ペンキを塗布できる壁かどうかを確認する方法としては、
- セロハンテープで確認
→しっかり貼りつかない場合は塗料も弾く可能性があります
- 霧吹きによる確認
→霧吹きで水をかけて、壁紙に馴染むようであればOK。球になって弾く場合は撥水性壁紙の可能性が高いので水性塗料は使用できません。
こんな感じで塗装できる壁紙であることが確認出来たら…
お部屋にぴったりのペンキを選びましょう
選ぶ色によって部屋の印象はガラリと変わるものです。
単色でアクセントカラーを入れてみたり
ツートンもメリハリができてカッコ良いです。
ツートンにすると、よく傷や汚れが付きやすい生活の高さの汚れを目立ちにくくできるメリットもあります。
白の壁紙を白に塗るだけでも部屋の印象が違ってきます。
『白』とひと言で言っても、
- 黄みのあるもの
- 青みのあるもの
- 真っ白! etc….
と、ものすごくバリエーションがあるのです。
私がよく利用させていただいている壁紙屋本舗さんの人気シリーズ『イマジンウォールペイント』の白だけを特集したページがあり、白だけでも7色もあるのです。
(白って全部一緒でしょって思うんですけど、見比べるとやはり全然違うんですよね~)
最近では、サンプルを取り寄せできるショップさんも多いので、まずはサンプルを取り寄せて実際の部屋の中で色味を確認してから購入することをオススメします。
※照明やお部屋の採光の条件によって、本当に色味が様々に見えるのでここはしっかりやるとあとで「こんなイメージじゃなかったのにな…」と後悔することがありません。
道具を揃えよう
壁DIYを始めるにあたって「どんな道具が必要なんだろう…」と悩んでしまうと思いますが、一つずつ道具をそろえるのは大変です。
最近はスターターキットなどが売られているので、まずはそれから簡単に始められます。
いよいよペンキ塗り施工開始
塗装をする上で一番大切な作業ってなんだと思いますか?
私も自分で施工するまで想いもしなかったのですが、一番重要な工程は『養生』です。
養生が仕上がりを左右する
養生とは、ペンキを塗らない箇所に誤って塗料がついてしまわないようにするため、マスキングテープやビニールを使用して保護する作業です。
これを怠ると、部屋中の予期せぬところにペンキがついて大変なことになりますので、まずはこの工程を丁寧にこなしましょう。
- 塗らない壁との境界線
- 天井との境界線
- 建具との境界線
- 巾木との境界線(床から10cmくらいまでのところに貼り付けてある帯状のもの)
- スイッチ、コンセントカバーの箇所
- 床
以上の場所にペンキが付かないようビニールで覆って、マスキングテープ等でしっかり留めましょう。
※マスカーを利用するとさらに便利!
養生ができたらいよいよ施工開始です!
まずは細かいところから
ペンキを良く振ってバケツに開けます。
ローラーで豪快にスタート!
と行きたいところですが、ここでもグッと我慢してまずは地味な作業から…
初めにマスキングテープとの境界線をハケなどでなぞっていきましょう。
ローラーでは塗り残してしまう箇所をまず埋めておくのです。
それが完了したらローラーで全体に塗っていきましょう。
綺麗に仕上げるには2度塗り必須
大抵のペンキは2度塗りが必要です。
2時間ほど(塗料により異なるので要確認)乾燥させてから2度塗りをしましょう。
ある程度乾いたら養生を剥がして、施工箇所に近づかないようにして完全に乾燥するのを待ちます。
ただし、養生を剥がすのは完全に乾燥する前に必ず行ってください。
乾燥して完全に固まってしまうと、ペンキが強力に接着してしまって既存の壁紙を破いてしまう可能性があります。
塗り終わってすぐに剥がしても良いのですが、その場合もビニールに付いた乾いていない塗料の箇所が施工以外の箇所に間違って付着しまって
「ギャー!!」
っていうハプニングを何度か経験しているので、私はある程度の乾燥を待ってから剥がすようにしています。
後は2.3時間その壁に近づかないようにしてどこを触ってもペンキ移りしなければ、以上で施工完了です!
同じ色のようで、パリッと白になって気持ちスッキリ~!
※微妙な違いですが、左が白ペンキ施工後、右が塗る前の壁です。
まとめ
施工されてから何年も経っている壁紙は、毎日生活していると気づかないものですが汚れています。
持ち家やDIY可能物件にお住まいなら、思い切ってペンキを塗るのも良いです!
白から白に塗るだけでも、お部屋の空気がなんだかスッキリする気がするのでオススメです。