こんにちは、サニチャ(sunny child)です。
DIY可能な賃貸マンションに住まいながら、セルフリノベをしています。
賃貸マンションと言えばたいてい『原状回復が必須』となるわけで、そういった賃貸の人からすると「DIY可能な賃貸なんて滅多にないから自分にはできないね~」と、遠いことのように思いがち。
でも、最近はそうでもないんです!
原状回復可能で壁付け棚を作れるのはもちろん、床や壁紙を張り替えたり、なんと壁のペンキ塗りを楽しめたりと、賃貸DIYの幅がかなり広がっています。
今回は、そんな原状回復が必要な賃貸に住んでいてもDIYセルフリノベが楽しめるアイテムをご紹介していきますね。
原状回復ってなに?
まずは、原状回復についての知識から。
賃貸物件と言うものは、大家さんから一時的に住まいを借りている状態なので、最終的に返す必要があります。そして退去の際に借りた部屋を入居時の状態に戻す義務があり、それが『原状回復』です。
契約書に『原状回復は免責』と書かれていない限り、賃貸住宅では必須の条件。
- 壁に押しピン・釘などで穴をあける
- 壁に直接棚を取り付ける
- 床材・壁紙を勝手に張り変える
- 壁に直接色を塗る
など、基本的にはNGで、違反した場合は自己負担で原状回復してから退去が必要です。
そんな条件もあり、今までは「賃貸は大がかりに部屋のイメージを変化させられない」と言う暗黙の鉄則があったのですが、今はそんな常識が覆りつつあります。
それは、各メーカーから、原状回復に対応できる画期的なアイテムが続々発売されているから。
私も『DIY賃貸』とは言え、大胆にいじるには怖い部分や、気分が変わるたびに模様替えしたい箇所などは、原状回復対応でセルフリノベをしています。
おすすめ原状回復対応のDIYグッズ
ディアウォール&ラブリコ
原状回復DIYと言えば!と言うくらい浸透してきているこの2つ。
デザインや使い方のバリエーションなどは少しずつ違いますが、壁に穴をあけずに棚を作れるアイテムと言えばコレ!ですよね。
2×4材を使って、収納棚を作れる他、ベニヤ板を貼り付けて壁を作ることもできるすごいやつ!
施工部分の実寸より規定分だけ短い木材を用意する必要があり微調整が難しかったりしますが、高さ調整用の板も付属されているので安心です。
(一度、採寸を失敗して1cm程足りず木材を買いなおした経験あり…)
我が家のDIYでは、洗面所と押し入れにオープン収納を作るために活用しています。
中にバネが仕込まれていて、2×4材をはめ込んでグイっと立てかけるだけで簡単に柱ができる優れもの。
本や文具など、結構重たいものまで収納していますが、しっかり支えてくれています。
ラブリコは、ネジ式になっていてしっかりと留められる印象。
ディアウォールに比べると工具感が出ますが、ガッチリと支えてくれている安心感があります。
ラブリコにはこんなタイプも。
大きなラブリコで作った柱の間や、部屋の中にある狭い空間に簡単に棚板を書けることができます。
重たいものを収納する場所には不向きですが、ディスプレイ棚などにオススメ。
とってもシンプルなので、釘を打たずに固定していないように見えるのが嬉しいです!
我が家では、
- 押し入れ収納
- 洗面所
で、ディアウォールを使って壁付け棚を作っています。
強力固定の『魔法テープ』
防災の観点から開発されている魔法テープは、DIYでも大活躍。
分厚いジェルのようなテープで、接着面にギューっと押し付けるだけでかなりガッチリと固定してくれます。
重いものは支えきれませんが、ガラス瓶など落下すると困るものや、インテリア小物などを固定するのに便利。
我が家では、キッチンタイルへマグネットツールバーを固定したり、ティッシュボックスをカウンターに取り付けたりと、部屋中あちこちで活躍中です。
基本的にはツルツルとした面向きですが、マスキングテープを使えば壁紙にも施工可能。
リモコンやポスターを貼る時にもつかえます。
我が家でも、
- キッチンタイルへのマグネットバー&ツールバー取り付け
- ディッシュボックスをカウンター下に取り付け
- 歯ブラシスタンドの固定
- ラグのズレ防止
- 高い位置のガラス製品の落下防止
など、様々なところでヘビーユーズしています。
貼って剥がせる両面テープ
これさえあれば、床材を張り替えることも簡単に!
我が家はほとんどの床にクッションフロアを敷いているのですが、全てこの両面テープで固定しています。
強力粘着と弱い粘着の2面でできたテープなので、しっかりと床材を固定しながらも剥がしたいときには簡単に床から剥がすことができるスグレモノ。
我が家の床・壁DIYに大活躍!
- クッションフロアの固定
- キッチン扉の壁紙DIY
- トイレDIYのヘリンボーン固定
賃貸でDIYするなら、あると絶対便利な必須DIYアイテムです♪
貼って剥がせる壁紙『ハッテミー』
名前も可愛い『ハッテミー』は、裏面がシール状になっている壁紙。
気軽に貼れて、剥がすのも簡単なので、すぐにでも始められるセルフリノベアイテムです。
柄のバリエーションも豊富で、賃貸では絶対に出会えないようなお洒落な壁に自分で変えられちゃうのが嬉しい!
海外風インテリアにも近づけちゃいます♪
我が家で使用しているのは、ダイニングと洗面所のサブウェイタイルのデザインのものです。
貼って剥がせる粉のり『スーパーフレスコイージー』
ハッテミーも簡単で便利ですが、「やっぱり本物の壁紙を貼ってみたい!」という時につかえるのがこの粉のり。
元の壁紙の上に好みの壁紙を原状回復可能で貼ることができるのが嬉しいです。
原状回復のしやすさで言うと、シール状になっているハッテミーに比べると糊の付着ムラによって上から貼った壁紙がところどころ破けて綺麗に取れない場合もありますが、水を含ませたフキン等で丁寧に拭くと取れるのだそう。
壁紙との相性や貼ったままにする経年によっては原状回復しきれない可能性もあるので、「絶対に失敗しない」を求める方には向かない商品ですが、「失敗してもいいか」という気持ちなら、かなりオススメ。
なんといっても、全ての壁紙の中から好きなモノを選べるので、柄の選択肢が無限大に!
必要な分だけ水に溶かして自分でのりを作るので、無駄がなくて重宝してます。
我が家では、
- 玄関ホールの黄色い壁紙
- 書斎スペースの黄色い壁紙
- 書斎スペースの木目壁紙
- トイレのヘリンボーンクッションフロア
このあたりは全てスーパーフレスコイージーで貼り付けているので、気分が変わったら張り替えようかな~なんて考えています。
賃貸でもペイントが楽しめちゃう『STYLE ペイントウォールシート』
賃貸物件では絶対無理だと思っていた『ペンキ塗り』が可能になっちゃうペンキ下地壁紙。
壁に直接ではなく、壁紙の上に専用下地を貼り、その上からペイントするので、原状回復できちゃうのです!
ハッテミーのように裏面がシール状になっているので簡単に貼り付けできて、後はぬりぬり塗っていくだけ。
DIYと言えば壁のペンキ塗りに憧れていたので、それが原状回復可能で実現するなんて夢のようなアイテムです…!
収納扉などの小さい範囲にペイントするのもオススメです♪
まとめ
いかがだったでしょうか?
賃貸住宅だからと今まで諦めていたセルフリノベーションが、原状回復可能でできるなんて驚きです。
『原状回復可能アイテム』は、自分の家の素材との相性などよく確認してからする必要があり、万が一原状回復が失敗したときは自己責任と言うことを理解しつつ、楽しんでくださいね!