こんにちは、サニチャ(sunny child)です。
DIY可能、原状回復不要の賃貸マンションをセルフリノベをしながら初心者でもはじめやすいDIYの情報を発信しています。
私もDIYセルフリノベを初めて、そろそろ1年経とうとしているのですが、最初は本当に全くの素人だったので手探りの状態でスタートしました。
家具づくり・床張り・壁紙貼り・ペンキ塗りなど、今まで経験したことないことにもどんどんチャレンジして、『自分のお気に入りのおうち』を作っています。
その中にも、失敗はたくさんありました。
なので今回はDIYセルフリノベ歴1年のペンキ塗り経験の中から、『ペンキ選び失敗談』について書いていこうかと思います。
ペンキ塗りじゃなくペンキ選び!?とビックリするかもしれませんが、これがとっても重要なんですよ…身に染みて痛感しています。
どんな失敗があるかを知っていれば自分の家にぴったりのペンキを上手に見つけられるはず。
これを読んだら初心者のあなたも失敗知らず!?
壁にペンキを塗るDIY
欧米では、定期的に家の壁を塗り替える習慣があるそうです。
日本ではまったく馴染みがないですよね。
建てられた時に大工さんに貼ってもらっている壁紙のまま過ごすか、あまりにも汚くなってからようやくリフォーム会社にお願いして張り替え、そんな感覚だと思います。
でも何となく憧れのペンキ塗り…
![ペンキ塗りのイメージ](http://sunnychild-blog.com/wp-content/uploads/2021/08/photo-1595814432314-90095f342694-300x200.jpg)
私もこんなイメージがずっとあったので、賃貸DIYを借りた時に「壁も好きにしていいですよ」と言われた瞬間に「よし!それならペンキを塗ろう!」と楽観的にペンキを注文したものです(笑)
賃貸でもペンキを塗っていいの?
もちろん答えは「NO」です。
基本的に賃貸の住まいは、原状回復で貸主に返す義務があります。
賃貸なのにペンキ塗りができているのは、原状回復不要な『DIY賃貸』に住んでいるからなので、間違っても賃貸の住まいに直接壁塗りDIYをすることだけは避けてくださいね!!(笑)
でも最近はなんと!賃貸でもペンキ塗りを楽しめるDIYアイテムが登場しているんです!
賃貸だからと諦めなくてもいい!
賃貸でもペンキ塗りを楽しむ方法は後半で紹介していきますね。
まずは、ペンキ選びをするにあたってどんな失敗があるのか、ペンキ塗りを施工させる鉄則についてご紹介していきます。
ペンキ選びの失敗談
ウェブサイトで見ていたサンプルの色となんか違う!
これはあるあるですよね~
みなさんも経験したことがあるんじゃないでしょうか。
大抵のご家庭がそうだと思いますが、たくさんのペンキを見比べられる実店舗はなかなか近所にはないと思います。
なので、ネットショップで買う方が、より多くのバリエーションやお洒落なシリーズに出会えるのでペンキ選びも楽しい♪
でも!多いがゆえに逆に大変で…
- 何日も何日もスマホ画面とにらめっこしていろんなショップをめぐってサンプルの色を見比べ
- それでも不安なのでSNSのハッシュタグで実際に施工されているおうちの雰囲気を見比べ
そこまでやってもやっぱり、「どの色が素敵で我が家にぴったりで塗りやすいのか全然わからなーい!!!」
どんなに時間を費やしても、やはりディスプレイ上での色。
実例としてお洒落に撮影されているイメージ写真も、実際の自分の家の環境とは照明や自然光の入り方が違いますし、見栄えをよくするため画像編集で色調調整などもされていると思います。
「でも、これを塗ればきっとイメージ写真のようなお洒落な部屋にきっとなるんだ!これにしよう!」と信じて買っちゃうんですよね~(笑)
でもやっぱりそのお部屋ごとに光の環境が違うので。
『我が家に合う色』より『お洒落なイメージ』を優先すると失敗しがちです。
サンプルを取り寄せてみたけど…
「やっぱり事前に本当のペンキを見たほうがいい!」と言うことに気づき、サンプルペンキをお取り寄せ。
最近は、ペンキを扱うショップならたいてい5mlほど入ったサンプルペンキを販売しているお店も多く、お値段も数十円~100円程度なので簡単に手に入れられます。
ただ、取り寄せたのはいいけど問題が…
「えっと…何に塗ればいいの??」
初心者すぎてそこで躓きました。(みなさん何に塗っているんでしょう?)
血迷った私は、100均に売ってる白のフォトフレームに塗って(DIYがてら)しかも深夜の薄暗い中、暖色のペンダントライトの下で塗って、「お洒落なDIYフォトフレームができたわ~♪」と喜んで終わりました。(本来の目的を忘れている)
太陽光の下だけで色の確認をしてしまった!
朝になり、自然光が入り始めたリビングで昨夜塗ったサンプル(フォトフレームにですが)をよく観察しました。
「う~ん、やっぱりこの色が好みの色だからこれにしよう♪」と、意気揚々と注文。
そして、届いたペンキで施工開始!
…と、そこで塗りながら気づいたのです。
「あれ?こんな色だったっけ??」
![ボタニカラーズユーカリを暖色照明の部屋に施工した失敗例](http://sunnychild-blog.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_6412-300x200.jpg)
そうです。サンプルを試したのは太陽光が当たる明るいリビング。
でも実際に施工する場所は窓のない暖色系の照明のトイレ…。
グレーがかったグリーンで、ニュアンスカラーがとっても魅力的なペンキだったのですが、トイレという狭い閉鎖されている空間ではその魅力が発揮されず、せっかくのお洒落な色味が台無しに…。
本来の色味はコチラ↓ニュアンスカラーがとっても素敵♡
洗面所に施工しているブルーグレーも、同じ色をリビングの自然光がたっぷり入る押し入れDIYではその絶妙な色が発揮されているのですが、洗面所の暖色照明だと、なんだか魅力が半減しているような…
![同じペンキでも照明によって色味が全然違う](http://sunnychild-blog.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1244-225x300.jpg)
ペンキを塗った場所が…
洗面所に塗ったペンキ。
半年ほどは何の問題もなく過ごしていたのですが、ある時に気づきました。
「あれ?なんか点々がたくさんできてない??」
![水回りに水性ペンキを施工した失敗例](http://sunnychild-blog.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_7053-300x169.jpg)
そう。DIYで使いやすく売られているペンキは大体が『水性ペンキ』なので、水に弱いのです…
そんなことも気づかず、洗面台の周りも全部ペンキを塗っていたので、水撥ねしたところが知らず知らずに、にじんで剥げていました。
洗面器の周り、手拭きタオルの下などは水が飛びやすいので、水性ペンキは向いてないことがよくわかりました。
(今後は防水性のある壁紙に張り替えようかと考え中です)
ペンキ選びの鉄則
こうして数々の失敗を重ねて、私なりにペンキ選びで大切なことが明確になりました。
- まずは気になるペンキをサンプルで取り寄せること
- きちんと施工する『壁紙』と同素材のものに塗ること
- サンプルの観察は必ず施工する部屋の壁に付けて観察すること
- すぐに決めず、朝から夜、全ての時間の表情を確認すること
- 施工する壁に対応しているペンキであるかの確認
- 施工する環境に適しているペンキかの確認(例えばキッチンや水回りなどなら耐熱・防水など)
施工する壁紙と相性の良いペンキであるかの確認も必ず必要です。
例えば漆喰壁や砂壁など、水性ペンキでの塗装に不向きな壁もあります。
ペンキ選びの際はそれも含めてよく下調べをしてから購入することが大切です。
ペンキ選びに失敗しない方法
サンプルペンキを取り寄せる際に試し塗り用壁紙も用意しておく
とにかく、サンプルを取り寄せて実際の部屋で観察するのがペンキの色選びで失敗しないコツです。
のりなしの壁紙なら1m400円程度で購入できるので、ペンキ取り寄せの際に施工の壁と似た壁紙を一緒に買っておけば簡単。
この方法なら、よりリーズナブルに試せます。
STYLE SIMPLE SWATCHを活用する
今後、私がペンキを購入するときは必ずコレを活用しようと思っているのが、ニッペホームの『STYLE SIMPLE SWATCH』。
ペンキ塗りが定番な海外で開発された、試し塗り専用の壁紙です。
ただの壁紙ではなく、シール状になっているので、施工したい壁にペタッとはってそのまま数日間ゆっくり観察することができ、簡単に外すことができます。
また、壁から壁への張り替えも簡単なので、どの部屋に合う色か迷っているときにも最適♪
『STYLE SIMPLE SWATCH』について詳しく書いた記事はコチラ
現在は寝室のペンキ選びのため、貼って観察しています。
![SIMPLE SWATCHでペンキの試し塗り](http://sunnychild-blog.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_7176-300x169.jpg)
賃貸でもペンキ塗りを試せる方法
とはいえ、「我が家は賃貸だから、どうせペンキ塗りはできないんです」と諦めていませんか?
実は、賃貸でもペンキ塗りが楽しめるようになったのです!!
最近、賃貸でも壁紙を張り替えられる『貼って剥がせる壁紙』が流行っていますが、その感覚で、『貼って剥がせるペンキ塗り下地』が販売されています。
施工したい壁一面に貼ったら、あとは通常のペンキ塗りと同様、養生をしっかりとしてペンキを塗るだけ!
この商品を見つけた時は目からウロコでした~!
そしてさらに、ペンキ下地のマグネットタイプまで!
このシートを貼ったうえにチョークボードペイントを塗れば、磁石のくっつく黒板壁も作れちゃいますね!
我が家の壁一面チョークボードDIYについて書いた記事はコチラ
まとめ
ということで、私のどんくさいペンキ選びの失敗談いかがだったでしょうか?(笑)
失敗したからこそ改善点も沢山見えてきました。
そこから見えたペンキ選びの気を付ける点が、みなさんのお役に立てたら幸いです。
賃貸でもペンキ塗りが楽しめるようになったのもとっても嬉しい!
原状回復が必要でも不要でも、みんなでペンキ塗りをもっと楽しみましょう♪