こんにちは、sunny childです。
賃貸マンションのトイレって、たいてい真っ白な壁に当たり障りのない床でとってもシンプルなデザインですよね。
我が家もまさにそんなシンプルなトイレだったのですが、なんだか業務的な空間に落ち着かず
「お洒落なトイレで落ち着きたい!!」
そんな想いが湧いてきてしまい、賃貸トイレをホテル風な落ち着いたトイレ空間にDIYしちゃいました。
今回はそんな、我が家のトイレDIYの様子を書いていきたいと思います。
セルフリノベーション前の我が家のトイレの様子
まずは手を加える前のトイレはこんな感じでした。
『THEトイレ』っていう感じです。
壁紙は真っ白ではなく、微妙に模様が入っていて、それもまた何とも言えず落ち着けない空間でした。
この物件は『原状回復不要物件』なので、思い切って壁をペンキで塗装し、一面だけアクセントクロスを入れるリノベーションをすることに。
そして、備え付けのプラスチック製のトイレットペーパーホルダーとタオルホルダーはダサいので、取り外して違うものに変えます。
半日で施工完了を目標に作業に取り掛かりました。
①壁を塗装していく
一番に取り掛かったのは壁の塗装です。
ペンキの乾く時間もありますし、新しく張った壁紙や床材にペンキが付着することを防ぐために最初に行うのがベストだと思います。
使用ペンキ『ボタニカラーズ(ユーカリ)』
トイレ塗装用に購入したのはこちら、『イマジンウォールカラー ボタニカラーズ』より、くすんだ緑色が魅力的な『ユーカリ』をチョイスしました。
こちらは壁紙屋本舗さんのオリジナルペンキで、インテリア雑誌『Come Home!』でも連載をされているインテリアスタイリストの辰巳若菜さん監修の塗料。
草木染をイメージしたボタニカルカラーで、ちょっとくすんだ色味が絶妙です。
壁紙の上から塗れるマットな水性ペンキなので、DIY初心者でも取り掛かりやすいペンキという印象です。
トイレは落ち着く空間にしたかったので、リラックスできそうなグリーン系の『ユーカリ』に一目惚れをして選びました。
トイレ壁を塗る前の塗装準備
塗装前に重要なのは、養生です。
これを怠ると美しい仕上がりにならないので、マスカーを使ってしっかりと養生していきます。
(※マスキングテープとビニール袋でも代用できます)
トイレットペーパーホルダーとタオルホルダーは最初に外してしまいます。
(今回使用するトイレットペーパーホルダーは既存の穴を使用できるタイプなので穴はそのまま残しましたが、気になる場合はここで穴埋めを施しましょう。)
天井・巾木・吊り棚との境界線をしっかりテープで境界線を作っていきます。
ブレーカーもあるので、ペンキが入り込まないようしっかりぐるぐる巻きに養生しました。
もちろん便器もぐるぐる巻きです。
塗装のポイント
壁塗りの方法はトイレなどの狭い空間でも同じで、境界線をなぞってから全体を塗っていきます。
2時間ほど時間をおいてから、2度塗りしていきました。
とにかく狭いので、身体が壁に触れて塗料が服につきやすいので注意して作業していきましょう。
(もちろん私は服にペンキを付けまくりました(笑))
②正面壁にアクセントクロスを貼っていく
わりと濃いめの色をチョイスしていて一色塗りだと圧迫的な印象になるので、正面にはアクセントクロスを貼ります。
本物の木を貼ろうかとか、木目調壁紙を貼ろうかとか、柄ものの壁紙を貼ろうかとかいろいろと悩んだのですが、ヘリンボーンが大好きでリビングの床に使用しているヘリンボーンのクッションフロアが余っていたので、それをトイレのアクセントクロスとして使用することに。(かなり大胆な選択)
模様替えがしやすいように、貼って剥がせる原状回復可能の施工で貼っていきます。
使用したアクセントクロス
リビングや廊下の床に使っているものと同じ、クッションフロアのヘリンボーン柄です。
ヘリンボーンとひとことで言ってもいろんな種類があるのですが、私は木の板がしっかり組み込んであるタイプのこの柄がオススメ。
クッションフロアなので厚みがあって壁紙よりも重さがあるのですが、木に沿って凹凸もあるのでより高級感が出ます。
アクセントクロスの貼り付け準備
塗装した壁を乾燥させている間にクロスの準備に取り掛かります。
トイレの正面壁には便器が固定してあり、その部分がいびつになっているので形にフィットするように切り込みを入れていかなければいけません。
- 壁のサイズに合わせて上下左右+2cmを目安にカット
- 下から給水タンクの接着している一番上の高さまで中央に切り込みを入れる(我が家の場合1mほど)
- 給水タンクの一番上と一番下の高さにタンクの幅分、横向きに切り込みを入れる
下準備ができて塗装が触っても色移りしないくらい乾いたら、クロスを貼り付けていきます。
原状回復可能にしたかったので、貼って剥がせる粉のり『スーパーフレスコイージー』をクッションフロアに塗布して10分ほど馴染ませました。
粉のりだけでは少し不安だったので、クッションフロアの一番上にだけ、『貼って剥がせる両面テープ』も仕込んでいます。
アクセントクロス貼り付けのコツ
下準備が完了したクロスを傾かないよう貼り付けたら、給水タンクの部分を避けながら手でなぞって接着していきます。
全体が張り付いてから、余った部分をカット定規とカッターを使いながら切り落とします。
給水タンクの部分はカーブになっていて切りにくいですが、できるだけ正面からクロスと壁紙の境界線が見えないようにカットしましょう。
(境界が見えたらかなりダサくなってしまいます)
給水タンクの蓋は外して(完全に外せない場合はズラして)施工すると境界線を隠しやすいです。
③床にクッションフロアを敷く
トイレDIYもいよいよ大詰め、いよいよ床をおめかししていきます。
使用したクッションフロア
ハニカムタイルが好きなのですが、洗面所に使用したハニカムタイルだと床が主役になってしまうので、ちょっと違った印象にするため、ホワイトタイルにランダムに模様が入っているモノをチョイスしました。
クッションフロアの下準備
こちらも正面壁のアクセントクロス同様、上下左右+2cmほど大きめにカットしたら、便器の部分を加工しないといけないので切り込みを入れていきます。
クロスの時とちがうのが、便器の脚部分は楕円型になっていること…!!
これを上手くカットしていきますが、下準備の時点では縦横の切り込みのみでOKです。
クッションフロアを敷くコツ
狭い空間なので、両面テープなどの固定材が無くてもしっかり密着して動かないのでそのまま敷いていきます。
全体を覆えたら端の余った部分をカット定規とカッターで壁に沿わして切り落とす。
中央の便器の脚部分は曲線で定規もつかえないので、ただただ慎重に脚にカッターを沿わして曲線にカットしていきます(笑)
難しいですが、床方向ではなく、脚方向に刃を向けると下の床地が見えず失敗しにくいはずです…!
④ペーパーホルダーを取り付けて全体の仕上げ
ここまででほぼ完成なので、後は細かい部分を仕上げていきます。
2連ペーパーホルダーで1台2役
ペーパーホルダーにチョイスしたのはこちらの2連ペーパーホルダー。
トイレットペーパーを2つ付けるのではなく、片側をタオルハンガーとして使用します。
まだ小さい息子が高い位置に設置されているタオルハンガーに背伸びしながら手を拭いていたので、低い位置に持ってきました。
こちらは既存の穴を再利用できるので、新たな穴を開けずに施工できるのが嬉しいです。
⑤吊り棚や巾木もリメイクシートで木目調に
化粧板で作られている吊り棚や足元の巾木も新たな空間に馴染むよう、リメイクシートで木目調にしておきます。
シールタイプなので10分足らずで施工完了です。
≪巾木をリメイクシートで木目調にする方法はこちら≫
これですべての工程が完了です。
まとめ
こんな感じで、我が家のTHE賃貸マンショントイレがホテルのような落ち着くトイレに変身させることができました。
総施工時間は5時間ほどです。(がんばりました~!!)
壁の塗装さえしなければ、原状回復可能なセルフリノベーション事例になりますので、賃貸マンションで冴えないトイレに諦めている方もトイレDIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。