こんにちは、サニチャ(sunny child)です。
キッチンのコンロ回りって、なんだかごちゃごちゃしがち。
すぐに使いたいものを手の届くところに置いておきたい!そんなときに便利なのが、壁に取り付けるタイプのツールバーです。
吸盤で取り付けるタイプのモノもありますが、IKEAなどデザイン性に優れたものは、たいてい壁に穴をあけて取り付けないといけません。
特に、コンロ回りはタイル壁になっていることが多く、それによって施工のハードルはグンッとあがって賃貸では取り付け不可で諦めざる負えませんでした。
でも、今回の方法を使えば、なんと賃貸でもIKEAの『KUNGSFORS(クングスフォルス)』を原状回復可能で取り付けることができます!
もちろん、その他のネジ取り付けタイプのバーでも応用可能ですよ。
IKEA『KUNGSFORS(クングスフォルス)』
我が家で設置したのはこちらです。

40cm・56cm・112cmと、長さのバリエーションもあり、後付けでフックや小物入れなどカスタマイズできて人気の定番商品です。
ネジ式ツールバー通常の取り付け方
通常、ネジで取り付けるタイプのツールバーを取り付ける場合、まずはドリルで壁に穴をあけます。
壁板に直接打ち付けられる場合は通常のドリルで簡単に開きますが、タイルの場合は、専用のダイヤモンドドリルビットが必要です。
さらに、失敗するとタイルが割れてヒビになってしまうので、水をかけながらとても慎重に進める必要があります。
(私も最初はドリルで穴をあける予定だったのですが、余りにも失敗リスクが高く、施工に自信がなくなり穴をあけない方法を模索しました)
ある程度のDIY経験があり、原状回復の必要がない場合は、ネジで取り付けた方が安心で確実です。
穴をあけない取り付け方
未経験や原状回復が必要な賃貸に住まわれている場合に取り入れたい、穴をあけない取り付け方法をご紹介します。
壁に直接穴をあけるのではなく、木材にツールバーをネジで取り付け、その木材をタイル壁に貼り付ける方法です。

用意するもの
- 取り付けたいツールバー
- ネジ(付属のものがなければ用意する)
- 板(端材などツールバーの長さに合った木材)
- のこぎり
- 紙やすり
- はさみ
- 魔法のテープ
木材はネジが貫通しない厚みのものを用意してください。
ここで気になるのが魔法のテープ。
一体どんなものなの!?と気になると思いますが、簡単に言うと厚みのある貼って剥がせる両面テープです。
原状回復OK!『魔法のテープ“極”』とは
iHouse all(アイハウスオール)の『魔法のテープ”極”』は家庭内の安全のプロである防災士が東日本大震災を経験し、より住み易くより快適な自宅を作れるために開発された商品。
Amazonや楽天でも、発売以来注目をあつめ、使用したユーザーからの口コミでみるみる人気が広がっていっている、賃貸DIYに最適なアイテムです。
- 最高品質のアクリルゴム無毒
- 変な匂いなし
- リサイクルも可能な最先端素材を採用
最先端のテクノロジーを駆使し、粘着性がとても高く、綺麗に剥がせることが人気の秘訣。
さらに、水洗いで粘着が復活するという驚きの特性も。
(水でホコリなどを洗い落とし、テープを干して乾燥させると粘着力が復活します!)
家の玄関や台所、客室、洗面所から、オフィス、寮、家電製品などの「地震対策」(耐震)、滑り止め、テレビの固定、カーペットの滑り止め、小物収納や置物固定などに利用できます。
今回はこの魔法のテープの性質を利用して、キッチンタイルにツールバーを固定していきます。
取り付けの手順
まずは、施工するタイル壁を水拭きしてよく油分を取っておきます。
(アルコールスプレーを使うとより綺麗に取り除けます)
↓
次に、木材の準備をしていきます。
我が家の場合は、他のDIYで使った端材がちょうど良い幅のものがあったので(奇跡!)長さだけを調節して使えましたが、そうでない場合は、ツールバーの幅と長さを採寸してのこぎりでカットしてください。
(ホームセンターで購入する場合はその場でカットしてもらっても良いですね)
↓
カットできたら、切った面のささくれや角のトンガリをやすりで削ります。
↓
(丁寧に仕上げたい場合は、ここでオイルで塗装し乾燥させます)
↓
板の準備が整ったら、ツールバーをネジで取り付けていきます。
(一度、木材に当てがって穴のところに鉛筆で印をつけてから作業すると失敗しにくいです)
↓
板にツールバーを取り付けられたら、裏面に『魔法のテープ“極”』を貼り付けます。
このとき、隙間なく、端から端までビッチリと貼り付けてしっかりと接着させてください。
↓
完成!!
あとは、剥離紙を外してまっすぐになる位置を確認したら、壁にギューーっと押し付けたら完成です!

取り付けの注意点とコツ
原状回復可能で簡単に取り付けられる便利な方法ではあるのですが、いくつか注意点があります。
それは、あまり重いものを掛けると落ちてしまう
ということです。
私も、後付けの小物入れを取り付けようとして2度ほど落下させてしまいました…
耐荷重は500gほどかな?と言う感じ。
お玉やフライ返し等を掛ける分には問題ない範囲です。
失敗しないためのコツとしては、
- 用意する板はネジが貫通しない程度の厚すぎず薄すぎないもの
- 接着面を大きくするため、板の幅を大きめに取る
- 取り付ける壁の油分はしっかり取っておく
- 取付完了後、すぐにツールを引っ掛けない
- 500g以上重いものを掛けない
できるだけ軽くしておくことと、接着面を大きくしておくことが重要です。
また、施工完了後すぐに使い始めるのではなく、1・2時間ほど時間をあけてテープが壁に馴染んでからツールを引っ掛けることをオススメします。
取り付け手順のリール動画

まとめ
タイル壁に穴をあけるのはなかなか勇気がいります。
この方法を使えば、高度なDIY技術が無くても簡単に取り付けが可能に。
キッチンツールバーで吊るす収納を取り入れて、快適なキッチンを手に入れましょう!