こんにちは、サニチャ(sunny child)です。
今回は、ふすまDIYのやり方について書いていこうと思います。
リビングと和室の間仕切りや、押し入れの扉として使われているふすま。
どうしても野暮ったくなってしまうのですが、壁紙を貼ってイメチェンするだけでお部屋のイメージをガラリを変えることができちゃいます。
今回は、剥がせる粉のりを使って、賃貸でもOKな張り替え方法で施工してみました。
ふすまDIYに向いている襖
『ふすま』とひと言で言っても作り方によって性質が違い、4つのタイプに分けることができます。
- 本ふすま
→障子のように格子状の中子骨がはいっているもの - 戸ふすま
→ベニヤ板で作られているもの。重くしっかりしている - 段ボールふすま/発泡スチロールふすま
→持ち上げるととても軽くたたくと鈍い音がする
段ボールふすまと、発泡スチロールふすまは芯材が弱いため、のりの乾燥時に発生する壁紙の縮みでふすまが反ってくる場合があるので、今回のDIYには向きません。
また、本ふすまは施工できますが、片面だけに貼るとふすまが反ってくる可能性があるので、必ず両面に貼ることがポイントです。
そして、原状回復可能でふすまを貼る場合は、必ず施工するふすまの壁紙がビニール製クロスであることを確認してください。
その他の壁紙の場合は、貼って剥がせる粉のりでの施工ができません。
※貼って剥がせる粉のりについてはコチラ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
【賃貸DIY】貼って剥がせる粉のり『スーパーフレスコイージー』使い方と5つのコツ
我が家の施工前のふすま
ふすまDIYをする前はこんな感じでした。
おうち全体の壁に使っているものと同じビニルクロスが張られています。
我が家はおそらく、戸ふすまタイプ。
そして、スーパーフレスコイージー(剥がせる粉のり)が使えるビニルクロスであるので、原状回復可能でふすまに壁紙を貼っていきます。
準備するもの
施工に使用するものは以下の通り。
- 好みの壁紙
- はさみ
- カッター
- カット定規
- ヘラ
- 濡れ雑巾
- のり用バケツ
- ローラー(ハケでも可)
- スーパーフレスコイージー
壁紙貼り基本セット
カッター・カット定規・ヘラ等がひとつにセットになっているので便利なセットです。
ペンキ塗り基本セット
スーパーフレスコイージーを作って施工するときには、ペンキ塗りの基本セットがあれば便利。
スーパーフレスコイージー(剥がせる粉のり)
原状回復で壁紙を貼る時の必須アイテムがこちらのスーパーフレスコイージー。
商品自体は粉の状態なので、使用する際に使用する分だけ水で溶かして自分で作ります。
スーパーフレスコイージーの使い方等はこちらの記事で紹介しています。
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※施工前日の夜に作っておくことをオススメしています。
原状回復可能なふすまの張り方
下準備
施工に取り掛かる前に下準備をしておきます。
- 作業する場所の床にビニールや新聞など敷いておく
→糊が床につくのを防ぐため - ふすまをレールから外しておく
→床に置いた方が作業しやすいです - 取っ手を外しておく
→マイナスドライバーなどを使って隙間を作って取り外します - 壁紙表面を軽く拭き掃除して汚れを取り除く
→軽く湿らせた雑巾で - スーパーフレスコイージーの準備
→前日の夜に作っておくことを推薦しています
壁紙のカット
下準備が完了したら、壁紙を用意していきましょう。
ふすまの壁紙部分の実寸を採寸し、実寸+2cmほど余裕をもってカットしておきます。
ピッタリのサイズで切ってしまうと、後で微妙な隙間ができてしまったりするので、綺麗な仕上がりにするためには重要なポイントです。
糊を塗っていく
ビニールや新聞の上など、糊が付いてもいい場所に壁紙をセッティングしたら、ローラー(ハケ)を使って裏面に糊を塗っていきます。
(私は施工するふすまの上でやりました。どうせ後で糊が付きますからね(笑))
この時のポイントは、壁紙の端までしっかり糊を付着させること。
手で持ち上げて端まで丁寧に塗っておきましょう。
全体に塗り終わったら、3~5分放置して糊を馴染ませる時間を作ります。
壁紙を貼り付ける
糊が馴染んだら、いよいよふすまに貼り付けていきます。
かなりベタベタして、服や床など色んなところに糊が付きやすいので、気を付けてくださいね。
どこか一辺にぴったりと沿わせて、他の辺からははみ出していていいので、ゆっくりと貼り付けていきます。
次に、ヘラ(手のひらや雑巾などでも良いと思います)で中央から外向きに、糊をいきわたらせるイメージで壁紙を密着させていきます。
(この時、あまり強い力で押さえつけると壁紙が破れてしまうので、適度な力で行ってください)
端までしっかり付いたことを確認したら、はみ出した糊を塗れ雑巾などで拭き取っておきます。
はみ出した壁紙を切り落とす
全てに壁紙を貼り終わったら、はみ出した部分を切り落としていきましょう。
通常の壁紙を貼る時と同じ要領で、カット定規をふすまのフレームにしっかりと沿わせ、境界線をカッターで切っていきます。
この時、カッターに力を入れすぎると断面がボロボロになってしまいます。(糊で湿っているため)
力を抜いて、スーッと切るのがポイントです。
(あまりにも上手に切れない場合は、糊が完全に乾いてから切ってもいいかも知れません。)
乾燥させて完成
フレームに沿って切り終えたら、軽く切った場所のちょっと手前から外に向けて糊を外へ外へと伸ばしておくと、乾いた後にめくれにくくなります。
最後に、取っ手の位置に切り込みを入れて両側から挟み込んで設置。
あとは、はみ出した糊を再び拭き取って、乾燥させて作業は完了です。
原状回復可能ふすまDIYのコツ
今回の作業のコツは、
- スーパーフレスコイージーを前日に作って一晩寝かせる
- 糊を内から外へよく伸ばして端まで糊がいきわたるようにする
- ヘラもカッターも力を入れすぎず優しく扱う
壁紙に糊を付けると水分でかなりふやけるので、塗布してからの作業は慎重に行うのがポイントです。
(破れちゃうとショックですからね…涙)
ふすまDIYのリール動画
まとめ
ふすまが変われば部屋の雰囲気をかなりガラッとイメチェンすることができます。
スーパーフレスコイージーを使えば、気軽に張り替えることもできるので、賃貸でも取り入れやすいDIYだと思います。
貼ってみたい壁紙が見つかったら、ぜひチャレンジしてみてください。